航空機ソリッドモデルの修復

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20年以上前に職人の手によって作られた、

「ダグラスDC-10」のソリッドモデル(木製)です。

(1/100スケール ZORRO INTERIOR 製 オーダーメイド品)

 

ヤフーオークションで入手しましたが、3.11大震災で落下・破損したそうで、ぼろぼろの状態で到着…職人の熱い思いが伝わるこのヒコーキを、何とか美しくよみがえらせたいと思い、修復を試みることにしました。

 

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垂直尾翼が木工用ボンドで付け直されていましたが、ボンドがはみ出て傾いてしまっていました。水平尾翼にも割れている所がありました。

 

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エンジンとパイロンの間も木工用ボンドで補修されていましたが、クラック(亀裂)があり、パイロンの一部は塗装とパテが剥離してしまっていました。

 

1.コンパウンドでの研磨作業

 

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まずは塗装等に備えて機体をきれいに!木工用ボンドで補修されていたパーツも、一旦すべて取り外します。

 

2.垂直尾翼の修復

 

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①何層にもバラバラになっている木片を、丁寧に接合し直して行きます。

 

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②強度を持たせるため、虫ピンで接合します。

 

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③接合が終わったところです。まだ隙間が残っています。

 

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④隙間にパテを盛ります。強度を持たせるため、エポキシパテを用います。

 

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⑤エポキシパテの硬化・荒削りの後、色の似た自動車補修用の薄づけパテで表面を整えます。

 

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⑥サンドペーパーとコンパウンドで表面をきれいに仕上げ、筆で塗装します。古いモデルなので、周囲の色あせを考慮し、ホワイトに若干のイエローを混ぜて調色してあります。右水平尾翼の割れも、エポキシパテ等で補修しました。仕上げにクリヤーを吹いてピカピカになるまで磨きました。

 

3.エンジンとパイロンの修復

 

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①エンジンとパイロンを再接合し、隙間をラッカーパテで埋めます。

 

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②主翼をマスキングして、エンジン+パイロンを塗装します。古いモデルなので、色あせを考慮し、シルバーに少々のブラックを混ぜてあります。

 

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③ノズルを焼鉄色で塗装し、クリヤーを吹いてピカピカになるまで磨きました。

 

4.展示用スタンドの改造

 

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①スタンドの首も壊れかかっていたので、一旦切断。あえて斜めにカットし、台座を新たに作り直して、バンクをとった姿勢で飾れるようにします。

 

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②グレーに塗装して、明るいイメージに!

 

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作業中の一コマです。航空機の整備工場みたいでしょ?(笑)

 

 

ソリッドモデルの魅力

 

大きさの割に意外と安価で、今では見ることのできない懐かしい機種に出会えることもあります。

僕が所有するモデルは、いずれも全長40~50cmのもので、存在感、迫力ともに満点です!

ヤフーオークションやリサイクル店(オフハウス等)で手に入れました。

購入時は塗装面がくすんでいましたが、ピカピカに磨き上げて教室に飾ってあります。

 

 

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エアバスA300-600R 日本エアシステム 1/100スケール

(ZORRO INTERIOR 製 オーダーメイド品)

 

 

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ボーイング747-200 日本航空 1/144スケール

(メーカー・作者不明)

 

 

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ボーイング747-400 全日空 1/144スケール

(メーカー不明・フィリピン製との表記あり・1990年代に伊丹空港売店で販売)

 

※航空機ソリッドモデルの製作・補修サービス・販売は行っておりません。